「交通信号工事甲子園」創設の意義

其の1

交通信号施設工事は、電気工事、通信工事、土木工事等の幅広い施工技術に加え、交通信号機が交通流に及ぼす影響についての交通工学の知識も求められ、蓄積された経験とノウハウが求められる極めて高度な工事です。特に、信号工事の中でも交通信号機の運用停止を最小限にするための活線工事の技術は、現場の交通に与える影響を最小限に抑え、道路交通の安全と円滑の確保に大きく寄与しています。

其の2

また近年は、交通信号機に接続する設備がますます複雑・多様化し、かつ施設の過密化による困難な条件下での工事が増加しており、施工の安全性と確実性を確保し、そして道路交通の安全と円滑を損なうことなく施工効率を高めるためには、施工に関する技能の一層の向上に加え、幅広い専門知識が必要になっています。

これらの状況を背景に、交通信号施設工事に従事する人材の育成と専門能力向上を目的に、全国から選りすぐった信号工事士の技術を競うことにより、その目的を達成しようとするのがこの信号工事甲子園なのであります。

其の3

さらにこの競技会の大きな目的が災害対策であります。
平成２２年３月１１日東日本大震災が発生し甚大な被害が発生しました。交通安全施設の復旧工事においても非常な困難をきたしたというまことに苦い経験をしております。その復旧工事が円滑に進捗しなかった理由の一つに信号工事の仕様が各県で異なり、これが他県への応援時の障害となっていることが挙げられます。そして、近い将来東南海地震が発生するといわれていますが、その対策として、被害が甚大であろう地域の工事仕様でこの信号甲子園は実施されます。

当協会は、この技術競技会「信号工事甲子園」の創設と運用を通じて、優秀な交通信号施設工事従事者の確保と育成に努めてまいりたいと考えています。

平成30年度交通信号工事甲子園の開催

01平成30年度交通信号工事甲子園【西日本ブロック大会】

平成29年度交通信号工事甲子園の開催

01平成29年度交通信号工事甲子園【関東版】

02平成29年度交通信号工事甲子園【防災版】

平成28年度交通信号工事甲子園の開催

01平成28年度交通信号工事甲子園【関東版】

• 参加申込書(PDF)
• 参加申込書(word)

02平成28年度交通信号工事甲子園【防災版】

平成27年度交通信号工事甲子園の開催

01平成27年度交通信号工事甲子園【関東版】

02平成27年度交通信号工事甲子園【防災版】